白血病との闘い(17)番外編ー出産ー

まだまだ暑さが続く9月3日に、妹の中学時代から親しくしている友達が妹の家の近くまで来てくださり、カフェでランチをご一緒してくださったという。
ありがたい話だと、私からも感謝の気持ちでいっぱいになる。
妹の家は、東京都心からは距離のある県外の圏外のようなところにある。旦那さんの仕事の都合で、結婚以来ずっとその近辺に住んでいる。旦那さんの実家からもかなりの遠距離だし、我々の実家からも遠い。私には馴染みのない電車に長時間乗らないと行き着かないような場所なのだが、そこまでいらしてくださるという友達って、本当にありがたい。

Cちゃんの出産予定日は6日なので、私もなんとなく落ち着かない。私が産むわけではないのに、なんとなくそわそわする。Cちゃんの夫くんがいるときなら良いが、ひとりだった場合の不安を思うと私はいつでも出動態勢で待っていた。

ちょうど予定日に、朝からお腹の張りを感じると言っていたCちゃんは病院に行ったという。何かあれば連絡するから、と言われて、私はますます緊張の待機状態だった。
私の所属する合唱団の強化合宿が9/7、8の一泊で計画されていた。すでに生まれていれば宿泊して夜の宴会にも参加だし、生まれていなければ日帰りで(禁酒厳守で)通いの合宿参加にしようと考えていた。

結局、6日はまだまだだということで自宅に帰されたらしい。その時の話では、なかなか生まれない場合には胎児の大きさを考えて、10日には産ませるということだった。
私は日帰りの通い合宿に参加することにした。

合宿中もスマホを握りしめて連絡を気にしていたが、なにごともなく終わった。

その後も連絡がないままに過ぎた。
いよいよ10日に陣痛促進剤での出産になるのか?と思っていたところに、10日未明に自然分娩で生まれたという知らせを受けた。夜中の3時ごろの出産だったらしく、夫くんは休みを取っていたので立ち会い、その後仮眠を取るためにいったん家に戻ったようだった。私はCちゃんに午前中はしっかり寝てもらって、午後の都合良い時間に行くことにした。

病院に着くと、開口一番
「出産って、この世のものとは思えないね。世の中の母親って、すごいね」

ああ、あんなチビちゃんだったCちゃんが母親になったのだなぁとしみじみ思う。

私は身内としては遠い存在のため、直接、赤ちゃんと対面はできず、ガラス越しの初顔合わせになったが、きれいに整った顔でちっとも新生児の感じはない現代の子だな〜と、しばし眺めていた。

出産前から男児であることはわかっていたが、将来のイケメンくんとの対面は、いつまで見ていても飽きない。妹より先にご対面してしまったことを申し訳なく思いながら、Cちゃんにゆっくり休むよう言って15分ほどで病室を後にした。

その後で、あちらのご両親や夫くんのお姉さまがいらして、病室は大にぎわいだったようだ。

何はともあれ、無事の出産。妹が一番ホッとしていることだろう。



*妹の病気には、臍帯血も効果があるので、ちょうど出産のタイミングも良いのだから利用できないものか、と妹に言ってみたが、臍帯血はごく限られた病院でしか採取していないそうだ。残念ながら、Cちゃんの出産した病院では行っていないとのことだった。

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