白血病との闘い(14)ミッション

妹のことも気になるものの、私には大きなミッションがあり、そちらも気がかりだった。
9月に出産予定の姪っ子Cちゃんの産後ケアだ。

産休に入ったCちゃんが8月5日に妊婦健診に行くというので、病院の場所とCちゃんの家までの道などを覚えることも兼ねて、病院で待ち合わせた。電車の駅から、徒歩で5、6分もかからないほどのところに大きな病院があった。系列の訪問看護部に所属しているCちゃんは、子供の頃からの夢を実現させて頑張っている。看護師になって活躍していることは知っていても、実際に大きな病院を目にすると、あらためてすごいなぁと感じる。

それにしても暑い。たったの5分ほどの外歩きでも汗ばむ。

夏は着て楽で涼しげなワンピースの出番が多い。その日もテレンとしたTシャツ素材のゆったりワンピースで病院に行ってみれば、Cちゃんが全く同じようなワンピースの色違いを着ていて笑ってしまった。

Cちゃんの診察や会計が終わってから、一緒にランチをして、その後Cちゃんの家に行った。
考えてみれば、Cちゃんとこうして1対1で向き合って話すのは初めてかもしれない。

Cちゃんが生まれる時、妹は長女のSちゃんを連れて実家に帰っていた。その時、実家の母の具合が悪くなり、当時ソウルに住んでいた私は急遽呼び戻された。出産前後、私が我が子2人とSちゃんの面倒を見ながら、家族の食事の支度から洗濯、掃除、遊びの付き合い、お風呂から寝かしつけまでやっていた。
まだ夜泣きする年齢だったSちゃんには、妹と声の似ている私がトントンして寝かせていた。

出産前のことから産後の様子など、Cちゃんは自分の生まれた頃の話に興味津々だった。

あれから20数年。今度はCちゃんが出産する立場なのだから、月日の流れの早いことを感じながら、私も当時を懐かしく思い出して話は止まらなかった。

Cちゃんの産後は、私がお昼頃にCちゃんの家に行き、お昼を一緒に食べてから沐浴、夕食を作って帰れば良いかなどの段取りを決めて、キッチンを見渡して大体のことを把握して帰った。

妹からは、すぐにLINEが来て
「ユーママに来てもらって、いろいろな話を聞けて楽しかったってCが言ってたわ」
との内容だった。

Cちゃんは看護師という仕事柄なのか、もともとの性格なのかわからないが、気配り上手で人に優しい言葉をかけるのが得意だ。ついつい居心地よくて長居してしまった。

私が長居をしすぎたから、あとでCちゃんに疲れが出なかったか気になって妹に聞けば、産休に入った途端に遊びまくっているから大丈夫よ、とのことだった。若いっていいなぁと思う。

一時帰国中の私は合唱団演奏会の準備やチケット営業もあって、それなりにスケジュールは埋まっていく。姪っ子の出産後、私がどのような形でCちゃんのところに通うようになるかわからないので、できるだけ出産前の今のうちにやるべきことをやっておかねばならないという気持ちもあった。自分の健康診断などの予定も含め、ランチなどの日程がスマホのカレンダーとアナログ手帳に書き込まれ、さらにカレンダーにも書き込む。
ここまでしつこくメモしないと忘れるという、、、そんな年齢の自分に、果たして赤ちゃんのお世話やCちゃんのサポートができるのか、やや不安もある日々を送っていた。

妹からもCちゃんからも、ユーママは子育てのプロだから安心だと言われているが、子育て支援の仕事を離れて久しい私はプレッシャーを感じていた。


そんな日々の中、姪っ子の出産まで、あと1ヶ月ほどという真夏に、私はまた妹の病院に見舞いに行った。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 7

なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた 驚いた
ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!)