白血病との闘い(10)一時退院から再々入院へ(6/14〜6/24)

2度目になる一時退院は、前回より長めの在宅期間があり、体力回復のために少しずつ家事などをして動くように言われた。妹は久しぶりに自分らしい時間を持つことができると楽しみにしていた。

私からは、6月の結婚記念日や旦那さんの誕生日と一時退院のお祝いを兼ねてケーキを送った。

みんなでワイワイと食べてくれたようだった。

妹はSちゃんが録画しておいてくれたテレビ番組を観て過ごすことが多かったようだ。ただ、自宅にいても点滴ルートの箇所を消毒しなければならないことを含めて、家族とは洗面所のタオルを別にすることや、食べ物の制限を守るということは病院の延長にあった。

一時退院は10日間ほどだった。家族と過ごす時間や、ひとりでホッとする時間も持てて、楽しくもあっという間の期間だったかもしれない。

6月24日に再々入院した。
「梅雨寒でも、死にそうに暑くても、一定温度に保たれている病院では快適に過ごせるので入院ライフもなかなか良いものです」
というポジティブ発言があり、私は安堵した。
この人は、ネガティブワードを言わず、何か一つでも良いことを見つける天才かもしれないと思う。

入院早々に骨髄検査をしたのだが、ホントに痛みに強い方ねと言われたそうだ。

背中から骨髄を抜くと聞いただけで痛そうな検査で、何度もやられれば痛さがわかるだけに余計にビビりそうだと思うけれど、あっという間に終わったわ、と言っていた。

以前に医者から言われていた「血小板増殖の病気がもともとあったのではないか?」という疑いは、今回の一時退院の時の説明で、遺伝子レベルでもその病気は認められなかったことを知らされ、白血病に対する反応として一時的に疑われたものだったことが判明した。

この日の検査で採った血液を骨髄バンクに送り、ドナー候補との適合性を本格的に調べていくことになる。

一般的に適合ドナーを確定するまでに半年くらいかかると言われている。妹の地固め治療としての抗がん剤投与はまだ続くが、早めに適合ドナー選びの準備を始めるということのようだ。

水泳選手の白血病発症により、ドナー登録希望者が目に見えて増えているというのは明るいニュースだ。おかげで妹に合いそうなドナーは、比較的早く見つかるだろうという予測は立っていた。
そうは言っても、ドナーになる側にも精密な検査を受けてもらったり、短期の入院は必要になるので、いざ適合となっても相手の都合でキャンセルになることも多いという。例えば会社勤務の人だったら、どうしても数日間会社を休まねばならないとなると、タイミング悪くて無理になることもあるだろう。そういうことも踏まえて、複数のドナーを候補として挙げておくらしい。ちなみに、ドナーになってくれる人にかかる検査費用などは、すべて患者である妹が出すことになる。

妹が病気になって初めて知ることが多く、今まで私は世の中で何が起こっているかのほんの一部しか見ないまま生きていたんだな〜と思い知る。

そういえば、運転免許証には、臓器提供ドナーになるかどうかの記入欄があるが、臓器提供にも年齢制限があるのかしら? など、今まで考えたこともなかったようなことまで考えるようになった。

調べてみると、15歳以上という規定はあるものの、建前上は上限がないようだ。ただし、目安としての年齢制限はあるようだ。心臓なら50歳以下、腎臓・肺は70歳以下、脾臓・小腸は60歳以下が望ましいということのようだ。

66歳の私は、骨髄移植のドナーになれないだけでなく、受ける側のリミットも超えてしまっているし、臓器提供もほぼほぼ役に立たないのだな〜ということを知り、なんとなく複雑な心境になる。

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