この5年で・・・(5)
住居シリーズが続きましたが、住居は今のままという振り出しに戻って落ち着いたところで、
深センの街の様子を記録しておきたいと思います。
この5年ほどを見ているだけでも、深センは大きく変化し続けています。この勢いは、たぶん中国の中でも注目に値する発展だと思います。中国の大都市といえば、北京、上海が思い浮かびますが、今や深センも肩を並べるように食い込んできました。
日本人は、中国人が日本での爆買いをすることやマナーを知らない部分を野蛮に感じているかもしれません。
実は、私もそういう日本人でした。
着任1日目に「衝撃的ごはん使い回し事件」がありましたから、
「やっぱりな」
という思いが強く、深センに住んでいればストレスしかないと思っていました。
が、暮らしていくうちに、認識は変化します。
1年目 バスに乗ったら、優先席に座っていた同世代の女性が私に席を譲ってくれました。
ちょっと複雑な気持ちながら、ありがたく座らせていただきました。
本当のところ、あの人と私と、どっちが年上よ?
地下鉄では、若い男子が私を見つけるや、すぐに席を立って譲ってくれました。
中国、いいところあるじゃん! と、嬉しくなったものです。
もちろん、色々とストレスに感じることは多くありました。が、この5年でそれは改善されています。
こういうところにも、深センは若い街だから変化もするし、改善もされるのだと感心することがあります。
1年目、香港に行くためのイミグレ行列に割り込みの多いこと、多いこと。気付けば、列のコーナーに来るたびに、どんどん抜かされている私でした。
が、今や、イミグレ自体が大きく変化し、指紋認証とアイチェックの自動ゲートになったおかげで、行列は短くなったし割り込みも ほぼなくなりました。
たぶん、深セン在住の人たちは並べます。地方から来た田舎者は、いまだに並ばず横入りしてきます。
(個人的感想です。)
1年目、スーパーや電気店のゴミ箱に子供をおしっこさせる姿を当たり前のように見ました。
が、今は側溝とか植え込みでは、そういう光景を見ますが、スーパーのゴミ箱でさせる人はいなくなりました。
(私に知る限りにおいて、です)
そういえば、股割れパンツも見なくなりました。
(股のところが穴あきで、いつでもそのまま垂れ流せるパンツ)
まあ、そういう小さな変化だけではなく、スマホの役割が生活を劇的に変化させたのだと思います。
この国のスマホ保有率の高さ、とくに深センは普及率高いです。
何をするにもスマホで済んでしまう手軽さは、一度味わったらやめられません。
一番感じるのは、日常生活で、お財布が要らないことです。
日本に一時帰国するたび、重たい財布を持つ不自由さ、いちいちカードを出さねばならない不便さを感じ、小銭を数えることのストレスを思いっきり味わいます。
日本のスーパーのレジで、ひとりの客に対する時間の長さにイラっとすることがあり、ああ、私って中国人化しちゃったんだな~と思います。
私は今となっては、深センの暮らしの方が日本での生活より楽チンでスマートで好きです。
(しつこいようですが、 我が家の冷蔵庫問題を除けば・・・笑)
まあ、日本と中国を比べても仕方ないのですが、
5年ほど前に
「深センに出る」
と、夫に言われた時、とても悪いイメージしかなかったことを思うと、
いつか
「帰国する」
と、言われた時にどう思うか?
今はそちらの方が不安になるほど、中国の良さを感じている私です。
・・・というか、日本は大丈夫なのか?と、ちょっとした不安も感じています。
ただ、 残念な変化もあります。
高齢者や子供に席を譲る習慣は、ここ2、3年は見られなくなりました。
最近の地下鉄には、プライオリティーシートや女性優先車が設けられるようになりました。
いわゆる「シルバーシート」や、「女性専用車」に近い発想です。
が、優先席に若者が座ってスマホゲームの熱中したり、女性優先車両には男性もいっぱいで、しかも男性が座っています。
これは、日本のシルバーシートが形骸化しているのと同じです。
こういう日本の悪い点を中国人が真似しなくてもいいのに、と思います。
(真似したのではないと思いますけど)
とりとめなく話があちこちになりましたが、
5年って、実は長いんですね。
大きな変化を感じる5年でした。
私が「還暦だ!」と騒いでいたのが5年前。
それが今や、前期高齢者ですから。
そりゃー 変わるってもんです。あれこれ。私の顔のシミやらシワも、白髪も。
そりゃー 5年も経ちゃ~~~ 大きく 変わるってもんです。
深センの街の様子を記録しておきたいと思います。
この5年ほどを見ているだけでも、深センは大きく変化し続けています。この勢いは、たぶん中国の中でも注目に値する発展だと思います。中国の大都市といえば、北京、上海が思い浮かびますが、今や深センも肩を並べるように食い込んできました。
日本人は、中国人が日本での爆買いをすることやマナーを知らない部分を野蛮に感じているかもしれません。
実は、私もそういう日本人でした。
着任1日目に「衝撃的ごはん使い回し事件」がありましたから、
「やっぱりな」
という思いが強く、深センに住んでいればストレスしかないと思っていました。
が、暮らしていくうちに、認識は変化します。
1年目 バスに乗ったら、優先席に座っていた同世代の女性が私に席を譲ってくれました。
ちょっと複雑な気持ちながら、ありがたく座らせていただきました。
本当のところ、あの人と私と、どっちが年上よ?
地下鉄では、若い男子が私を見つけるや、すぐに席を立って譲ってくれました。
中国、いいところあるじゃん! と、嬉しくなったものです。
もちろん、色々とストレスに感じることは多くありました。が、この5年でそれは改善されています。
こういうところにも、深センは若い街だから変化もするし、改善もされるのだと感心することがあります。
1年目、香港に行くためのイミグレ行列に割り込みの多いこと、多いこと。気付けば、列のコーナーに来るたびに、どんどん抜かされている私でした。
が、今や、イミグレ自体が大きく変化し、指紋認証とアイチェックの自動ゲートになったおかげで、行列は短くなったし割り込みも ほぼなくなりました。
たぶん、深セン在住の人たちは並べます。地方から来た田舎者は、いまだに並ばず横入りしてきます。
(個人的感想です。)
1年目、スーパーや電気店のゴミ箱に子供をおしっこさせる姿を当たり前のように見ました。
が、今は側溝とか植え込みでは、そういう光景を見ますが、スーパーのゴミ箱でさせる人はいなくなりました。
(私に知る限りにおいて、です)
そういえば、股割れパンツも見なくなりました。
(股のところが穴あきで、いつでもそのまま垂れ流せるパンツ)
まあ、そういう小さな変化だけではなく、スマホの役割が生活を劇的に変化させたのだと思います。
この国のスマホ保有率の高さ、とくに深センは普及率高いです。
何をするにもスマホで済んでしまう手軽さは、一度味わったらやめられません。
一番感じるのは、日常生活で、お財布が要らないことです。
日本に一時帰国するたび、重たい財布を持つ不自由さ、いちいちカードを出さねばならない不便さを感じ、小銭を数えることのストレスを思いっきり味わいます。
日本のスーパーのレジで、ひとりの客に対する時間の長さにイラっとすることがあり、ああ、私って中国人化しちゃったんだな~と思います。
私は今となっては、深センの暮らしの方が日本での生活より楽チンでスマートで好きです。
(しつこいようですが、 我が家の冷蔵庫問題を除けば・・・笑)
まあ、日本と中国を比べても仕方ないのですが、
5年ほど前に
「深センに出る」
と、夫に言われた時、とても悪いイメージしかなかったことを思うと、
いつか
「帰国する」
と、言われた時にどう思うか?
今はそちらの方が不安になるほど、中国の良さを感じている私です。
・・・というか、日本は大丈夫なのか?と、ちょっとした不安も感じています。
ただ、 残念な変化もあります。
高齢者や子供に席を譲る習慣は、ここ2、3年は見られなくなりました。
最近の地下鉄には、プライオリティーシートや女性優先車が設けられるようになりました。
いわゆる「シルバーシート」や、「女性専用車」に近い発想です。
が、優先席に若者が座ってスマホゲームの熱中したり、女性優先車両には男性もいっぱいで、しかも男性が座っています。
これは、日本のシルバーシートが形骸化しているのと同じです。
こういう日本の悪い点を中国人が真似しなくてもいいのに、と思います。
(真似したのではないと思いますけど)
とりとめなく話があちこちになりましたが、
5年って、実は長いんですね。
大きな変化を感じる5年でした。
私が「還暦だ!」と騒いでいたのが5年前。
それが今や、前期高齢者ですから。
そりゃー 変わるってもんです。あれこれ。私の顔のシミやらシワも、白髪も。
そりゃー 5年も経ちゃ~~~ 大きく 変わるってもんです。

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