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zoom RSS 父5秒 娘往復4時間

<<   作成日時 : 2017/11/22 12:40   >>

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 私には4歳年下の妹がいる。

  長女である私は、持ち家を決める際の条件として、実家に簡単に行ける範囲の場所で探した。それは、父のためではなく、若い頃から病気持ちの母のためだった。妹は旦那様の仕事の関係で、結婚以来ずっと実家から遠く離れたところに居を構えている。それは仕方がない。私も若い頃には、海外生活で遠くに離れていたのだから、お互い様だ。
私は、香港や韓国での生活を終えて、実家から車で25分ほどの地で安穏と暮らす予定だった。(実家にもっと近いところは、高くて買えません。。。泣)

 それが、まさかこの年齢で中国に出るとは思ってもみなかったので、少々事情は変わってしまった。

 私が中国に行っちゃってからというもの、妹が父からの呼び出しに応じなければならない事態になってしまっている。
もちろん、私が日本にいる時でも、妹も父のために実家を訪問することは日常的にしていたが、近くに住んでいないため、緊急なことや毎日のこととなると私が主だって動いていた。

 妹の家から実家までは、片道2時間かかる。



父92歳、娘63歳!の記事を書いたばかりだが、実はこの同じタイミングで、日本では面倒なことが起こっていた。

 妹は、旦那様の実家に通う生活になっていた。奇しくも私たちの母と同じ病気になってしまった義母様の病院に付き添ったり、ご高齢になって不自由なことも多くなった義母の身の回りのお世話もしていた。県をまたぎ、遠足以上の距離を通う日々が続いている。 実家の父も、あちらの義母様も、妹の住まいからは遠距離にあり、ともに、戸建ての家での一人暮らし。80代後半で病気持ちの義母様も、92歳の父も、どちらもが危うい「一人暮らし」をしている。

 その日も、妹は義母様の整形外科に付き添うため、出かけていた。

 午後2時半ごろ、妹の携帯に見知らぬ番号から電話が入った。病院からだった。

 「お父上が、近隣クリニックで倒れて救急車で運ばれたが、今、検査を終えて異常がないので、ひとりで家に帰しても良いか?」
という電話だったそうだ。

 妹は、びっくり仰天し、事情も飲み込めぬままにすぐに方向転換し、父がいるという病院に向かった。義母様の住まいの方向と、実家や病院の方向は、これまた全然違う。電車を乗り継ぎ、すぐさま駆けつけたそうだ。

 救急搬送された病院での見立てでは、
「一過性の不整脈」
ということで、後日改めて、系列のクリニックで詳しい検査をするように言われたそうだ。

 父の話によれば、朝から、めまいのようなふらつきがあり、自分でタクシーを呼んで行きつけの近隣クリニックに行った。そこで、待ち時間に水を飲もうとして、冷水機のカップを取る動作中に再びふらつき、倒れたそうだ。意識はあったが、2度もふらつきがあったことで、個人クリニックでは対応できず救急車を呼ぶ事態になったという。

 入院にはならず、家に戻れたのは良かったが、家には誰もいない。夕食を妹が準備して食べさせ、妹は泊まることも申し出たようだが、父はひとりで大丈夫だ!と言ったそうで、妹は家に戻ることにした。

 その帰り道に、妹から私への報告メールが届き、一応、ひとりでも大丈夫だということに安堵しながらも、そのような調子では翌日も困るだろう。。。私が動けない以上、ここは娘夫婦に頼るしかない。

 一方、娘は会社から帰宅すると、留守電に社会福祉協議会から「・・・様が、入院されました」というメッセージが入っているのを聞き、驚いて妹に連絡をしたところだった。

 話が通じ、とりあえず入院は免れたことを知ってホッとしているところに、私からも娘に連絡を入れた。

 「明日、じーじに電話をしてみてくれる?レトルトのおかゆなど、できれば買って持って行って様子を見てきて欲しい」
と、娘に伝えた。

 貴重な週末の休みだったが、娘婿さんも快く引き受けてくれた。やれやれ、安心だ!

 今回のようなことが今後も起こることを想定し、中国の私たちと妹と娘夫婦をグループとしてチャットできるようにし、今後は情報を共有できるようにした。
娘たちは、いざという時のために、妹の携帯、娘と婿さんの携帯番号を大きく書いて実家に貼ってくると言っていた。

 父は、孫夫婦が来てくれたことで嬉しかったに違いない。買い物を頼んで、家で張り切って待っていたらしい。娘からは

 「じーじは、こんな状態でも自分で料理をするつもりらしくって、鶏肉と豚肉とキャベツを頼まれた!」
と、驚いていた。

私なら、レトルト食品と冷凍食品と、すぐ食べられるパンとカップ麺と、、、こんなものしか思いつかないのに、父はあくまでも自分に厳しく、自炊生活をきちんとすることしか考えていない。頑固か!? 頑固だ!!

 土曜日に孫夫婦の訪問を受けて気を良くした父は、その後も元気で・・・

 と言いたいところだが、翌日曜日、朝からまたまたふらつきがあったそうで、早速、妹から緊急グループチャットに連絡が入った。

 婿さんが車を出すと言ってくれて、娘夫婦も駆けつけた。

 日曜日だが、先日お世話になった救急病院に連絡して、みんなで行った。私は、中国でリアルタイムで報告を受けていた。結局、大きな所見は見られず、翌日に系列クリニックで検査をすることで話がまとまり、帰宅することになった。


 その時に、父が医者に言った

 「朝、5秒ほど、ふらつきがありまして・・・」
の言葉に 妹は、目を丸くしたようだ。 

 妹には、5秒だけだなどと言わず、「きつい、きつい」と訴えたらしい。たったの5秒で、大騒ぎしたのか!?と、妹は内心で納得できないようだった。少し様子を見てからで良かったんじゃないの?

案の定、みんなが揃って実家に行ってみれば、父は平然と経過記録を書いていたらしく、どこにも「きつそうな」状態は見られなかったという。

 妹、孫夫婦を前に、病院から戻った後も、意気揚々と元気に、ひとりで演説をしていたらしい。ほんの隙間をついて、洗濯物を取り込まなければ!と言って、話を中断させなければ、そのまま延々と夜まで父の話は続いたに違いないと妹は言っていた。

 そう、洗濯も自分でしてあったらしいし。

 翌月曜日、妹はまた2時間かけて父のところに行き、病院に付き添った。そこで検査をした結果、

 「高齢による心筋の硬さからくる不整脈はあるものの、心配するような状態ではないこと。
  血圧の不安定なところも、年齢からくるものなので、大きな心配はないこと。
  行動を緩慢にし、急激な動きをしないこと」
などを説明され、ふらついた時に飲む薬を出してもらったそうだ。
血圧を記録するノートを頂いたそうで、父はそれを子供がおもちゃをもらって喜ぶように、かなり嬉しそうに受け取っていたそうだ。


 やれやれ。

 これで、安心。

 火曜日には、またふらつきがあったらしいが、
「薬を飲んだら、良くなったから大丈夫だ」
と、言われ、妹がすっ飛んでいくことはなくなった。

 良かったね〜!と、娘たちとも情報共有をして、みんなで安堵した。


 たいしたことでもなく、高齢によるものという診断だったことで、私たちは冗談も出る。

 「5秒で、こっちは往復4時間よ!!!」

 「5秒のために、往復4時間!??」

 私は妹にご同情申し上げる。
金曜日に病院からの電話ですっ飛んで行き、日曜日にまた驚かされてすっ飛んで行き、それが、5秒のふらつきが原因だったなんて!! 

 
 これで終われば、めでたしめでたし

 薬が効いて良かったね、で、昨日の夜は妹とのチャットを終えて、この記事を書いていた私。

 笑って終われるはずだった。


 ところが!


 また、今朝の6時半に妹のところに電話があり、すっ飛んで2時間かけて実家に行ってくれたそうだ。

 「じーじが、トイレに行こうとしてひっくり返って、耳たぶから流血事件!」

 たぶん、スリッパで滑ったのだと思う。どこにぶつかったのやら、耳たぶがざっくり切れていたらしい。妹は、父を近くの整形外科に連れて行き、縫ってもらったらしい。


 全治3週間!!

 これから消毒に通院しなければならないそうだ。

 「私、毎日なんて付き添えないからね!往復4時間だから!!」
と、妹は本人にはっきり言ったそうだ。

 そりゃそうだ。


 本当に、本当に、こんな時に長女の私が不在で、妹には大変なことばかりしてもらって申し訳ない。でも、私がいたら、毎日、父を迎えに行って整形外科に連れて行かねばならなかったんだろうな〜と思うと・・・申し訳ないけど、中国にいて良かったかな。。。

 これも命に別状ないから言えること。

 

 父92歳、そろそろ一人暮らしの限界か。。。

 

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「父と娘」シリーズ続編
期せずしてシリーズ化してしまった感があるが、「父5秒 娘往復4時間」を投稿しようとしているリアルタイムで、妹からの連絡が入り、やりとりしながら内容を付け足してアップしたのが前記事だった。 ...続きを見る
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2017/11/23 10:39

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