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zoom RSS そしてピアノ

<<   作成日時 : 2017/06/16 23:49   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 17 / トラックバック 0 / コメント 8

夜明かしをし、いい加減ヘロヘロになった身体をベッドに横たえたのは、朝も7時近かった。

さすがに眠い。

それでも、3時間もしないうちに目が覚めてしまった。目は覚めたが、身体はなんとなくだるく、ベッドでゴロゴロする。

ごろごろしていても、色々なことが気になり、スマホで文字を打つ。定演にいらしてくださった方々へのお礼のメールを取り急ぎ送らねばならない

団員同士のやりとりもある。

そんなこんなをして、少しだけピアノを練習した後、整形外科に行く。頚椎椎間版ヘルニア一歩手前の私は、まだ薬を続けなければならない。次の帰国までの分、また大量の薬を頂き、さらに肩にヒアルロン酸注射をしてもらう。

とりあえず、明日のピアノ演奏に肩が痛くないことを祈る。

夕方から、夫の買い物に付き合う。明日はピアノの本番があるけれど、、、ま、なんとかなる。

なるか??

ならないだろう。

などと思っているうちに、当日を迎えた

さすがにオールをし朝帰りをした次の日にピアノって、このタイトなスケジュールは、若者向けだろが。

私のようなオババが、こんなことをしちゃイカン。

虎ノ門で ベーゼンドルファーのインペリアルを弾く。それが私たちの1年に1度の贅沢であり、そのために練習を積んできた。

もっとも今回のテーマは「連弾」

1人でできるものではないし、1人で弾いても面白くもおかしくもないものだから、ついついサボり気味で、相方にあれこれ言われてしまう。

簡単なリハをして、本番。

インペリアルという楽器を弾きこなすだけの実力がないから、どの程度の響きが出ているのか、手元の自分にはわかりにくい。

モシュコフスキーの新スペイン舞曲 これが私たちの選んだ曲だ。私たちの先生が好きな曲だった。
その先生がお亡くなりになって、ちょうど1年になる。先生を偲んで、この曲を弾くことにした。

3楽章ある。

相方との合わせは、結局のところ3回程度しかしていないが、同じ先生の門下生として幼馴染であり、大学時代から何度か2台ピアノでベートーヴェンやモーツァルトのコンツェルトをした経験があるので、なんとなく息は合う

スペインの女性の情熱的な目、色っぽい腰の動き、男を誘い、男に誘われるフラメンコの世界を思い出し、大人の色気を出したいと話し合っていた。

そういうものが表現できたかどうかは、聴いている人たちに確かめていないが、あまり知られていない曲だけに、聴き入ってくださり、「素敵な曲ね」と喜ばれた

それで良い

この勉強会のコンセプトは、身の丈にあったものを無理なく演奏すること。

そういう意味では、簡単な曲だったので、ゆとりを持って感情移入をしながら弾けたはずだが、そもそも問題がひとつあった。

私には、そういうスペイン女性的な色気なんて ない。それが問題だ

と、まあ、そんなこんなで私たちは、連弾のトリを務めた。

どうせだから、ソロでも何か弾けば〜〜と言われ、「春のささやき」を弾いて、間違いのドツボにハマった。こういう時、20代の若い時にピアノをやめてしまったことを後悔する。妊娠、流産をきっかけに私はピアノを辞めたのだった。

私の相方は、子育て中もピアノを辞めなかった。

その後、色々な先生についてピアノの勉強をし続けてきた。

実力の差は歴然としている。

ああ、やらなきゃ良かった。



会の終了後、私の相方だけは帰ったが、残るメンバーで飲み会。

50歳の花嫁とその旦那様もご一緒に、それはそれは楽しく、美味しく・・・


「彼女の音、綺麗でしょ。粒が揃っていて」

みんな納得し、頷いていた。

が、主催者であるピアニスト(50歳の花嫁ね)だけは、納得どころか、怒りを覚えていたらしい。


翌日になって、

「彼女の演奏は、違う。あの曲をあんな風に弾くのはおかしい。
それは彼女の責任ではなく、彼女に楽譜の読み方を教えてこなかった指導者の責任だ。
真面目に勉強をし続けている人に対して、きちんと指導しない人がおかしい。
私なんかが言ったって、どうせ聞いてはもらえないだろうけど、彼女が壁にぶつかった時に気付いて欲しい。楽譜に書いていないことをしていて、楽譜に書いてあることをしていない」

と、怒りとやるせなさのメールが来た

そうだったんだ。

私は、相方の弾いた曲は弾いたこともないので、楽譜も見たことがなかった。

何が違うんだろう。



楽しく終わったピアノ勉強会だったけど、こうして課題が見つかり、私にまた勉強の機会を与えてくれたことに感謝しよう。


ピアノの奥の深さを また教わった気がする。

私、まだまだだな〜〜。

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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
合唱演奏会の翌日はピアノの発表会ですか・・・・それは大変でしたね。
yu_mamaさんのタフネスさに圧倒される思いがします。
そんな私とyu_mamaさんの共通項が見つかりました。私もいま整形外科に通っていて、週に一度左肩にヒアルロン酸を注射してもらっているんです!!
音楽とは関係ないお話でどうもすみませんです(最敬礼)。
あきさん
2017/06/18 09:06
読んでいて、ずっと読んで、今、ふーっと息を吐きました。
涙が出ました。
本当によく頑張ったねー!!という気持ちですが、この気持ちは、yu_mamaさんたちの何分の一でしょうか?
いえいえ、何百分の一、何千分の一かな・・・。
皆さんで頑張ったこの時の気分は、一生忘れないでしょうね。

そのあとは、ピアノ・・・なんて実に頼もしい。
注射を打ちながら。
チンプンカンプンな言葉の羅列ですが(笑)、それでも、ピアノの難しさなどは分かります。
お疲れさまでした。
お啓
2017/06/18 19:56
あきさん
演奏会からピアノの会は、なか1日あったのですが、なにせオールしちゃって朝帰りだったものですから、翌日みたいなことになってしまいました。(笑)
音楽に関してはタフかもしれません。日常生活でグータラしておりますから、体力温存しているっていうことかしら。(笑)
ヒアルロン酸の注射は効果ありますね。ピアノの会の時には、肩の痛みを感じることなく弾けました。やはりピアノを長時間練習すると、首から肩にかけて痛みが強いんですよね。首が前傾してしまうのが良くないようです。
yu_mama
2017/06/19 00:47
お啓さま
ありがとうございます。
今回の演奏会は、開けたことが奇跡みたいな状態でしたから、騒動の渦中にいた人たちは、皆涙涙でした。あの冬の時には、演奏会を断念せざるを得ないという意見も結構ありました。私は、演奏会をするべきだ!と主張し続けていました。自分は中国にいて何もできないのに、それを言い続ける心苦しさもありながら・・・。この演奏会は、本当に印象的で生涯忘れないことでしょう。

ピアノは、連弾という気楽さはあったものの、日本と中国ですから合わせもあまりできず、もっとテンポ速く弾きたかったな〜という心残りはあります。
チンプンカンプンでしたか。余談ながら、チンプンカンプンって中国語由来なのですよ。
中国で、見てわからない、聴いてわからない。というのをティンプトンカンプトンと言います。「ティンプトン」は、聴いてわからない。「カンプトン」は、見てもわからないという意味です。
って、どうでもいい話でした。
ベーゼンドルファーっていうウィーンのピアノの中でも、インペリアルというのは最高級なんですけどね。2700万円らしいですよ。それを弾かせてもらっちゃったんです。
yu_mama
2017/06/19 00:55
まだまだ 先は長い 精進 精進
seizi05
2017/06/19 09:32
seizi05さま
人間、一生 精進ですね〜〜〜
あと何年かしら〜ん
yu_mama
2017/06/19 12:27
芸術の解釈って難しいですね。
シェークスピアのリア王のコーデリア論ですが、頑固な一面がありますよね。
老いたリアを思いやる気持ちがあったら、悲劇が怒らなかっただろうと恩師が言っていたことを思い出しました。
ただ、リーガンやゴネリルと比較すると些細な若さゆえの過ちだから、悲劇の王女なのでしょうね。
芸術って技術もあるのでしょうが、解釈一つで全く違うものになってしまうのですから、本当に難しいですよね。
パック
2017/06/19 12:54
パックさま
難しい切り口のコメントをありがとうございます。
シェイクスピアの世界は不勉強なのですが、音楽と文学、美術、宗教などは密接な関係にありますから、知識を深めないといけませんね。歴史も解釈によって随分と違ってきますが、文学はさらに知識量、世界観、生き方、読解力で受け取り方様々になりますよね。

そして、音楽(ピアノ)は、楽譜に記された音符と記号から作曲家の意図を汲み取り、音で再現しなければならないわけで、知識はもちろんのこと、研究をしなければならないんですね。楽譜の隅々、細部まで見逃さず、たとえば音の大きさを表す記号でも、単なる強弱だけではないものも読み取らねばならない・・・やることは宇宙より無限大かもしれません。
私は、そういうのがまだまだです。その上で演奏テクニックによって立体的な音楽を奏でなければならないというわけでして、一生もがいて終わるんだろうな〜なんて思っています。
yu_mama
2017/06/19 23:45

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