家族ってなんだろうー番外編ーコロナに思う。

緊急事態宣言が出され、さらに延長することが決まった今、様々な問題があるが、私がとくに気になるのはDVだ。

子供たちからの助けて欲しいという切実な声は、相談窓口に電話やメールで数多く寄せられているそうだ。

日本人のほとんどが経験したことのない逼迫した状況の中、慣れない在宅勤務に疲弊し、子供に暴力を振るう親が増えている。

その現状をなんとかしようと相談員も頭を悩ませているが、家庭内への立ち入りはなかなか難しく、事件になってしまうケースもある。

被害に遭っている子供達には、私は自分の体が痛くなるような辛さで共感してしまう。

家族ってなんだろう? 
と、私の過去とも重なって今また深刻に考えてしまう。

と同時に、そうやって言える子は良いよね、とも思ってしまう。

子供達の悲痛な声を聴くたび、私は自分の子供時代がフラッシュバックし、その子の辛さと自分の辛さが重なる。

私は、ひとりで父の暴言に耐え、ひとりでいろんなものを背負い抱え込んでいた。
あの時の大きな荷物を誰かに少しでも持ってもらえていたら、私の心境は少しは違っていただろうか。

私が今この年齢になっても、家族ってなんだろう?と思ってしまうように、この被害を受けている子たちの心の傷は一生消えないだろう。

私は深センでの春節中の自粛生活から帰国して自主隔離期間を経て、その後、やむをえない事情があり病院などに通う外出はあったものの、自粛生活に入ったため、かれこれトータル3ヶ月ほどの引きこもり生活を送っている。

もともと家にひとりでいることは苦ではない。
家でひとりでやることはたくさんある。
誰とも話さなくても、何も不都合はない。

そういう性格だから自粛生活に順応していると言われれば、それはそうかもしれない。
が、いつもの一時帰国なら、合唱練習に出たり、友達とランチや飲み会があり、予定表はビッチリ詰まっている。

たぶん、どういう生活スタイルでも適応していける。

さらにいうなら、私はどんな国でもなんとか生きていける。
自分が置かれた状況を受け入れることができる。

だから、今の自粛生活で10日に1度スーパーに買い出しに行く以外、全く外にも出ない暮らしでも特に不自由には思っていない。

多くの人は私と似たり寄ったりの自粛生活を粛々とこなしていると思うが、できない人がいるのも事実なのだと思う。

自粛疲れとか、コロナ疲れとか、家にいると気が滅入るとか、子供が煩くてテレワークができないだとか、様々な不満を口にする大人がいる。

それを子供にぶつける情けない大人もいる。

近隣の音がうるさいからと言って、殺害する大人がいる。

自粛を守れず、海や河原に出かける人がいる。

帰省はしないでという呼びかけを無視する人がいる。

陽性反応が出ているのに動き回る人がいる。

ちょっと上から目線で、嫌な書き方をするならば、

日本人って、こんなにわがままだったのか。
日本人って、こんなに環境の変化についていけないのか。
日本人って、こんなにも自分の生活習慣を変えることが苦手だったのか。

中国から着の身着のまま一時帰国して、思わぬ長期戦になってしまい、戻りのエアチケットはキャンセルになり、ビザも期限が切れ、洋服もないという私から言わせれば、日本で自分の家で家族一緒に暮らせていて、食べるものを自由に買えて、何言ってんの?
と、言いたくなる。

今、我々が求められている暮らし方は、きっと今までとは変えていかなければならないのだと思う。
在宅ワークを基本とし、生活必需品の買い物は家族から一人だけが代表で出て、それも最大でも週2回程度までとし現金は使わない。
願わくば、ネットスーパーを最大限利用することが望ましい。
人と集まるようなことは避け、オンラインを生活の主たるツールにしていくべきなのだと思う。

学校もオンライン授業を中心にして、社会性の学習はソーシャルディスタンスを学ぶ時なのだと思う。
今までとは違う常識を教えなければならない。



こういう書き方をすると多くの反発や批判があるのも承知している。
あまり書いてはいけないこともわかっている。

が、日本人の今の自粛なんて、他国に比べてかなり甘くてゆるいものだということは知って欲しい。

そして中国から一時帰国している私の知り合いたちは、狭いマンスリーマンションの一室で、母子だけで暮らしていることも想像してみて欲しい。母親ひとりで子供と24時間向き合い、オンライン授業の面倒も見ながら自宅学習をさせ、お父さんたちとは別々の暮らしをしている家庭もあることを知って欲しい。
スーツケース一つで真冬の日本に帰国し、そのまま初夏のような季節になってしまった。
冬の間は毛玉ができたセーターを着続け、暑くなってきて慌てて衣類をネットで購入する暮らしをしている人もいる。
ラーメン作ろうと思ったら、どんぶりなくて諦めたという話も聞こえてくる。
1月に帰国し日本の学校に編入させてもらいたくても、中国からの帰国ということで、なかなか受け入れてもらえなかった事実もある。

たぶん日本で自分の家で家族と一緒にいる人にはわからないような状況の中で生きている人も多くいるのだということを想像して欲しい。

彼女たちに聞くと日々の大変さよりも、お父さんと会いたいと子供が泣くのが切ないと言っている。
こんなにも不自由な日々の暮らしの苦労より、子供たちの寂しさをなんとかしたいと小さな声で呟く。
深圳にいるお父さんたちも、きっと不自由で寂しい思いをしている。


俯瞰した目で見ている私からは、今の人々は想像力に欠けていると思う。(偉そうに書いてすみません)

マレーシアにいる友達は、ロックダウンもない東京でたった1ヶ月程度の自粛で「コロナ疲れ」とか言うな!と怒っている。
もう45日目くらいから先は数えるのも忘れるほどで、外に出ていないから曜日の感覚もないと言っていた。


リーダーシップが取れる国、素早い対応をとった国、マスクの配布方法などを合理的に考えた国、PCR検査をどんどん進めた国などが、今、勝ち組になっている。
ドイツは感染者が出る前からPCR検査の準備を始めていたというし、病床の確保も進めていたという。

日本は全てが遅すぎる。

遅すぎて経済のことばかり考えたがために、余計に経済的混乱も招いてしまっている。

医療崩壊を起こし、保健所もパンク状態で緊急事態は延長戦へと突入してしまった。

現状に不満はある。
不満はあるけれど、それは後でしっかり反省し今後に活かせばよろしい。

いま、私たちにできることは自分がウィルスを動かさないことだ。

パチンコ店に行列を作る人々、ディズニーランドが休業中でディズニーロスだからと公共の乗り物を使って近辺まで行く人、実家に帰りたくて長距離移動する人、友達と遊びたいから集まってしまう人、海に行きたいから行ってしまう人、子供に八つ当たりをする人などなど、成熟していない人たちがいることを残念に思う。

多くの人は、きちんと家で籠る生活をしていると思うが、一部の人が自由奔放に行動することで、人間と人間のギクシャクした争いまで起こってしまう。

もう一度、考えよう。

今、私たちにできること、すべきこと。

深圳にいつまでも戻れない家族が、じっと耐えていることなど想像して、大人として恥ずかしくない行動をとって欲しい。

(生意気で、書き方が上から目線ですみません。)

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