白血病との闘い(6)抗がん剤の副作用

4月16日に入院し、17日に病名が決定すると、すぐに抗がん剤治療が始まった。

事前に点滴で吐き気止めを入れてあることもあって、吐き気に苦しむことはなく、治療は順調に進んだ。

私も妹も、たぶん一般的に多くの人がイメージするであろう抗がん剤イコール吐き気という不安がなくなり、妹はむしろこれでちゃんと抗がん剤が効力を発揮しているのかどうかを心配するほどだった。

心配を吹き飛ばすように、抗がん剤の効果は如実に数字に現れた。
入院時の白血球数 7万5千 が、抗がん剤を1日入れただけで 2万7千までに下がった。

抗がん剤は悪いものだけをやっつけるわけではなく、同時に血小板も減らしてしまう。
驚異的な効果の裏に、大きな副作用もある。血液を採取し検査をして、対処を考えていく。

点滴ルートは腕だけではない。鎖骨のあたりまでカテーテルを入れる。点滴を入れるだけでなく血液採取にも利用されるという。

カテーテルは途中で引っかかるので体位を変えながら入れる。
最後は入口を縫合する。
男性は痛い痛い!!と騒ぐらしいが、妹はほとんど痛みを感じることもなく、看護師さんたちから驚かれる。
以後、妹が痛みに強いことは、ナースステーションでの共通認識となる。

入院6日目くらいから、高熱が出始めた。
39度から40度を超える日もあり辛そうだが、お医者様の話では治療が進んでいる証拠だそうだ。

高熱が出ると、採血して調べる。解熱のための点滴をしたり、輸血もしていかねばならない。妹の体には、いくつものルートが確保されている。


腎機能低下も心配されるので、そこも見守りながらの治療は続く。

昔、母が入院中によく言っていたが
「点滴だらけで、私ヒモ付きなの〜」
妹も、そのような状態だったに違いない。

他にも心エコーをとったり、血圧も注意しながらの日々を送らねばならなかった。

が、妹はすべてのことにへこたれず、前向きに治療を受けていた。
また、食べること、体力をつけることは自分の責任とばかり、病院の食事をきちんと食べる努力をしていた。
いくつかの食べ物規制があるものの、ゼリーやお菓子など大概のものは食べてもOKなので、間食をすることが入院の楽しみでもあったようだ。

そんなささやかな楽しみも束の間。
10日目くらいになると口内炎が酷くなり、妹を苦しめた。
味のついたものを食べると飛び上がるほど滲みるらしい。

27日は、朝も昼もほとんど食べられなかったそうだ。

午後になると点滴のラッシュで、抗生剤、解熱剤、抗生剤、水分補給、、、と、ひっきりなしだったらしい。
看護師のアドバイスで、食後につける口内炎の薬を食前30分に塗り、うがいをしてから食事をすると少しは夕食を食べられたと言う。


フルーツの缶詰なら心配なく食べられるといい、うちの子供達から送った桃の缶詰は美味しく食べられたと喜んでいた。



やはり抗がん剤治療を甘くみてはいけない。

普通に1個の口内炎ができても痛みと鬱陶しさを覚え、憂鬱になるが、舌の上や裏側にもでき、いっぺんに複数個が口中にひしめく。
それが破れて出血したり、血の塊ができるという状態は、その説明を聞くだけで、私は自分も痛みを感じるほどだ。

抗がん剤の副作用として、私たちが思いつくのは脱毛だが、それは、しばらくしてからやってくる。

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