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zoom RSS 1980年代 香港(17)ーマミちゃんー

<<   作成日時 : 2018/06/16 02:32   >>

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 話は前後しますが、私が香港で流産経験をした後くらいでしたでしょうか、Y夫人から野菜の移動販売があることを教わり、その場所に連れて行っていただいたことがありました。

 そこで、20代と思しき若き駐在員妻とお会いしました。
Y夫人と同じマンションにお住まいの方で、Y夫人とは面識があったようです。

 Y夫人は思い出したように

 「あら〜yu_mamaさん、ちょうど同じくらいのお年頃の方がいらしたわ。お友達になったら〜〜〜」
と、おっしゃり、ご紹介くださいました。
  (ご存知だったなら、もっと早くにご紹介くださってもよろしかったのでは?)

 
 彼女マミちゃんは、私より2歳年下でした。

 当時の香港で初の年下女性との出会いでした。

 マミちゃんの会社は、上司も同じマンションだそうですから、とても窮屈な思いでひっそり暮らしているとのことでした。 

 Y夫人も住んでいるそのマンションは、大きな道路に面しており、リビング窓から覗けば、歩道橋が見えます。

 ある時、上司の奥様からお宅に呼ばれたものの、マミちゃんは予定があるから、と、お断りしたそうです。

 予定と言っても、何かがあったわけではなく、ひとりで大丸で買い物がしたかっただけだそうです。

 それでも、そのような断り方をせねばならないこと、私にもよ〜〜くわかります。


 大丸で買い物を終えて家に帰るや否や、上司の奥様から電話があり

 「マミちゃ〜ん、大丸で何をお買いになったの〜?」
と、言われてゾッとしたと言っていました。

大丸の紙袋を提げて、歩道橋を歩いていたところを見られていたのですね。


 ああ、いずこも同じ。。。

 どこかで誰かに見張られているような窮屈さ。なんなんでしょうね。



 お互いに、今まで溜め込んであった鬱憤を晴らすように、どっさーっと話し、一気に私たちの距離は縮まりました。

 とはいえ、若い私たちは、いつまでも愚痴の言い合いをして時間を潰すようなことは致しません。

 ピアノが上手なマミちゃんは、我が家のピアノを弾いてくれたり、レコードを聴いたり、、、

 自由で楽しい時間を共有しました。 


 ある日、マミちゃんから

 「エマニュエル夫人が香港にいるんだって〜。
  でね、今日、ナイトクラブに来るっていうのよ。
  いっしょに行かない?」
と、誘われました。

 夫出張中の私は暇でしたから、連れてってくれるなら文句なく 「行く〜」
 ナイトクラブってどんな格好をして行けば良いのやら?と、鏡の前でウキウキでした。

 マミちゃんの旦那さんが運転する車で迎えに来てくれて、

 「この車、4万円で買ったの。ドアがガムテープで止めてあるけど、大丈夫だから」
と、何が大丈夫なのかよくわかりませんでしたが、そのポンコツ車に乗り込みました。

 香港島に渡ってから、次々とマミちゃん旦那の会社の若者が乗り込み、軽のポンコツに11人がぎゅーぎゅーでした。
マミちゃんの旦那様の会社は、建築関係でした。香港の高速道路の設計や、地下鉄の発達に力を貸した会社です。独身の若者がたくさんいて、香港島の飯場のような場所で共同生活をしていました。ガタイの良い独身男子たちが、乗り込んだのですから、車内の窮屈感はマックス。私は、誰かと誰かの間に浮いた感じにのっかっていました。(笑)

マミちゃんがシフトレバーの上に座り、旦那さんと息を合わせてシフトチェンジをするというアクロバティックな運転で到着したのは、高級ホテルのエントランスでした。

 ホテルに着くや、ドアボーイが車のドアを開けてくれますが、あまりにホテルと似つかわしくないポンコツ車。
そこから、出てくるわ、出てくるわ、、、で、大人が11人ですから、こりゃもう笑うしかないです。

 ドキドキしながら、初めての夜総会(ナイトクラブ)に足を踏み入れます。想像以上に広い場所で、ステージが設置されていました。あそこに、エマニュエル夫人が出てくるのね〜と、期待しながら、場違いの若い男女が11人でワイワイと大騒ぎでした。(女性は、マミちゃんと私だけですけど)

 しかし、いつまで待ってもエマニュエル夫人どころか、アリの子一匹出てくる気配もなく、、、ガセネタだったようです。
それでも、若いってなんでも楽しいんですね。勝手に盛り上がって、深夜にようやく家に帰り着きました。


 別の日には、夫の会社が会員権を持っているクラブのプールにマミちゃんを誘い、午後のひとときを優雅に泳いだりプールサイドでごろごろして過ごすうち、時間を忘れて、すっかり真っ暗になってしまったこともありました。
そんな時にも、マミちゃん旦那がポンコツ車で迎えに来てくれて、いっしょに夕食まで食べてから帰宅しました。

 このころになって、私はやっと海外生活の楽しさを知った思いでした。

 ある日、マミちゃんが買い物帰りにバスに乗っていたら、前の席にアラフォーくらいの日本人主婦が2人乗って来たそうです。
その二人の会話を聞くともなく聞いていると

 「最近、建築関係の日本人が香港に多くいるのよね。
  なんか、そういう人たちが来ると、品位が落ちるわよね〜」
と、話していたそうです。

 実際には、具体的な会社名を言っていたそうです。

 マミちゃん、「え?夫の会社じゃん」

どこの何様か知りませんが、こういう差別的な見下した言い方。。。
建築関係の方々のおかげで、香港の高速道路ができ、地下鉄が走っているのですよ!
思い込みで差別的な失礼発言をするあなたたちこそ、よっぽど品位がございませんことよ。

 本当にくだらない。


 マミちゃんとは、会えばこんな話をしたり、おかしな話で笑い転げて時間を忘れるという具合でした。

 
 マミちゃんは、ヨガのインストラクターの資格を持っていました。

 ならば! ということで、ヨガを教えてもらうことにしました。
 ちょうど私のところにピアノを習いに来たばかりの20代女性にも声をかけ、3人でヨガをした後は、お茶をしておしゃべりをするという時間を週1で楽しむようになりました。


 20代が3人揃うというのは、当時の香港では貴重なことだったと思います。

 好きなミュージシャンの話や、恋話などなど、、、いつも話題には困りませんし、タメ口で話せる気楽さは、何よりも大事な息抜きでした。

 
 この3人、私、ピアノの生徒さん、マミちゃんの順に、1歳ずつの年齢差でした。

 そして、その後、面白いことに、私から年齢順に妊娠し、それぞれ出産するのですから・・・。

 不思議なご縁でした。

 

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
軽に11人? そりゃ 犯罪ですよ ああた
seizi05
2018/06/17 18:45
seizi05さま
ですよね〜〜〜。香港だから許された??
もう、しません。っていうか、体が大きくなっちゃって、できませ〜ん。
yu_mama
2018/06/18 00:42

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