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zoom RSS 「父は元気です。」では、なかった!

<<   作成日時 : 2017/12/13 14:27   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 17 / トラックバック 1 / コメント 6

先日から、何かとお騒がせの続く父

父は元気です。」と、書いた時には、周囲が驚くほどの回復ぶりで、その後も順調に傷は治り、完全抜糸が終了した後は整形外科通院もなくなり、日常が戻ってきた。

と、思っていたのもつかの間!

すっ転んだ時に打ったと思われる腰の痛みが、日に日に増してきて、もうどうにも動けん!
という連絡が妹に入ったという。

本当に、いつもいつも妹には「申し訳ない」 感謝しかない。



 実は、その少し前、消毒のために整形外科に通っている頃、父は

 「もう 一人暮らしは キツイ。施設に入ることも考えている」
と、妹に切り出したことがあった。

 以前、親しくして頂いていた同業の方が入所していらしたという施設に、父は訪問したことがあったらしい。それは、自立型のマンションタイプの施設で、その方はご夫婦で入居されていたそうだ。普通に都心のワンルームマンションを購入するくらいの金額が一度に必要ながら、日々の生活は食事付きでサポート体制も万全だから、安心と便利さを兼ね備えているという。室内は、自分の好きなようにリフォームでき、家財道具をある程度運び込める広さもあり、ミニキッチンもあるので自炊もできるしつらえだそうだ。

 12時間、人の動く気配がないとセンサーが働き、見回りが来るそうだが、日常は普通に好きなように行える。
都心に近い割に環境も良いところで、病院には送迎付きで行ける。

 ハード面でもソフト面でも、至れり尽くせりの設備が整った良さそうなところだ。(妹から聞いて、すぐに私もネットで調べてみた)

 施設内の多目的スペースでは、様々なサークル活動や、季節行事も活発に行われ、体や脳を動かす習慣も容易につけられる。もちろん全ては自由参加なので、父のような人は、「そんなもの」に参加はしないだろうが。。。

 調べるうちに、
「私が入ろうかしら!」
と、思うほど良いところに感じる。 なにしろ、ピアノがある。予約して練習することができる。あのピアノを使って、コーラス部を作ろうかな〜とか、高齢者のピアノ教室をひらけそうだな〜〜〜などと、想像が膨らみワクワクする。

 (残念ながら、私には、それだけの金額を出し切れませんけど〜〜〜。そもそも私がワクワクしてどうすんの!?)

どうも話が脱線してしまうので、軌道に戻すと、

 妹は、父の言葉を受けて、施設のパンフレットをネットで請求した。
その後、施設の方と一度面談し、見学させてもらう約束も取り付けた。

 ちょうど、その施設に妹が見学に行くという前日(11日)に、父からの電話があったらしい。

 「腰痛がひどくて、ひどくて、買い物にも行けないから、明日買ってきてくれ」
と。

 施設は実家の沿線にあるので、妹は買い物をして実家に届けてから、施設に行く計画を立てた。施設には午後の遅めの時間に行くことにして、朝は少しゆっくりと家を出ようと思っていたらしいが、

早朝から

 「痛くて痛くて、たまらん。すぐ来てくれ!!」
と、父から電話があって、すっ飛んで行ったそうだ。

 みなさん!ご記憶にあるでしょうか? すっ飛んで行っても、実家まで2時間です!!

妹は、二つ返事で飛んで行くという優しい人です。(私なら、なんだかんだと理由をつけて、行かないかも)

 で、駆けつけ、すぐに整形外科に連れて行けば

 「背骨の圧迫骨折」

 レントゲンを撮ってわかったらしいけど、なんで、転んで耳を切ったあの時にレントゲンを撮っていなかったのやら。
こういうところで、私は医者不信を積み重ねてしまう。(私のことは、さておき)

 2種のコルセットで体の中央を固め、痛み止めが処方されて診療は終わった。

 自宅に戻ったところで、妹から

 「これから、施設に行ってみるけど、聞きたいことなんかある?」
と、尋ねると、父は仏壇や小さな本棚を運べるかどうかを気にしていたようだった。

 ところが!

 「俺は、入所を決めたわけではないからな!」
と、言ったそうな。

 はぁ!?

 話を巻き戻せば、施設に入ろうかと思う、という言葉は、父から出た言葉だった。妹も私も、父から言い出すまでは、私たちからは言えないねって、前々から相談していたのだから、この父自ら言い出したことは、チョー朗報だった。

 私たちから言い出したなら、絶対に怒るに決まっている。
「お前たちは、自分が楽をしたいから、俺を追いやる気だな! 親の面倒も見られないという情けない奴らだ!」
と、怒鳴るに決まっている。
だから、私たちは黙っていた。

介護認定すら、
「介護制度は、子供が親の面倒をみたくないからできた制度」
と、父は解釈しているので、認定など受けるもんか!というスタンスを続けて来たくらいだ。

その父が、さすがに自分で家事全般を行って、ひとりで暮らすことに限界を感じたのだと思う。自分が納得すれば、自分から決める人だと思うので、それを待っていた私たちは正解にたどり着いた安堵感を持ったものだった。

それが、なに!?

 「俺は、施設入所を決めたわけじゃないからな」
だと。

妹は、複雑な気持ちを押し殺しながら、施設の方との面談に行ってくれた。

そのまま、昨日は疲れ切って、遠い自宅へと戻って行った妹は、今日は旦那様のご実家のお母様のために、早朝から出かけて行った。

 その電車の中から、私にメッセンジャーで連絡をしてきて、昨日見て来た施設の様子を細かく報告してくれた。

 施設というより、マンションに住むという感覚のところで、とても良かったらしい。






 私には、父の迷いの気持ちが、よく理解できる。

父の頭の中を覗いたかのように書けば、

 「おれは、yu_mamaに長女教育をしてきた。
 あいつは、中国に行って4年になるが、出発前に、大丈夫すぐに帰って来るからと言っていた。
 あれは、おれの行く末は自分が面倒を見るという意味だ。
 俺の長女教育のおかげで、あいつはわかっているはずだ。
 お父さん、同居して私にお世話させてください!と、言って来るはずだ。春ぐらいに帰国するはずだ。
 長女が親の面倒を見るのは、当たり前なんだ!
 yu_mama遅いぞ!!」


 先週の土曜日に、私の従兄弟が父を訪ねたらしい。彼は、私より10ほども年上だが、中学生になる時に佐賀県から東京に出され、父が我が子として家で育てた男子だ。私が3歳の頃、兄のように同居していた。当時、26歳の母は、いきなり中学生の母代理として子育てをした。

 その彼が、何か余計なことを父に言ったに違いない。

 「yu_mamaも 妹も嫁に出ているんだし、遠くに住んでいるんだから、施設に入るしかない」
とでも、言ったに違いない。

 父は、自分でもそう思ってパンフレットも取り寄せていると答えたらしいが、たぶん、そこに被せるように

 「そりゃーよかった。これでyu_mamaも妹も安心するでしょう」
とでも、言ったに違いない。

 そういう言葉に敏感なんだから、言っちゃーダメでしょ。

 「娘たちが、あ〜〜、やれやれ!と、安堵し、楽をするために
 俺が施設に入るなんて、ジョーダンじゃない!!!」

 そんなところだろうな〜〜〜。

 



 やっぱり、まだまだ元気かも。
 

 

 

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「父が背骨の圧迫骨折」をしてから、記事を更新する間も無く、1週間が経ってしまった。 ...続きを見る
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2017/12/20 00:18

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
お父様って愛すべき方ですね〜。
これまでご自分おひとりで何でもなさっていたなんて、驚きます。
それにしても妹さん、とても愛らしくてそれに何よりも優しいです。
ご自分の御議父母さまもいらっしゃるのに、飛んでこられるとはね!!

yu_mamaさんも口では何とかかんとか言われているけれど、でもいつも「なんて心根の優しい方なのかしら」と感心しています。
言葉の端々に、それは随所に見受けられますよ。
これから先、お元気なお父様も、年は年です。
中国にいらっしゃって、もどかしいでしょうけれど、早く帰国されますように、祈ってます!!




お啓
2017/12/15 14:08
お啓さま
80歳からの 一人暮らしで、家事を始めた父です。ご飯ひとつ炊けなかった人が、ゴーヤチャンプルー作るまでに成長しました。(笑)

妹には、本当に申し訳ないと思っています。義母さまの住まいが、遠足で行くところのような遠さでして、そこから実家にっていうと、方向が違うので、これまた大変です。妹の住まいも、結構な場所にありますもので、県をいくつも超えるみたいな距離です。
本当によくやってくれています。

私は、優しくないんです。(笑)
4年前に、父が上腕部を骨折した時には、毎朝、毎晩通って着替えや、足洗い、体拭きをして、朝食を用意して、、、って、やっていましたが、途中で私がダウンしましたよ。インフルエンザだったんですけど、長続きさせることの大変さを知りました。
無理は禁物ですね。

しばらくは帰国できない状態ですので、妹や娘夫婦にがんばってもらわねば! です。
yu_mama
2017/12/16 00:44
読んでて、うわあ、大変だなあって思いましたが^^;
お父さまも、口では いろいろおっしゃっても、きっと心の底では yu_mamaさんや妹さんの親孝行を わかっておられるのではないでしょうか

それにしても その施設、至れり尽くせりですね。
それでいて、適度にプライバシーも保てそうだし。
ホント、私も入りたくなりました・・って、お金ないけど(笑)
キーブー
2017/12/18 17:07
キーブーさま
父は感謝しているでしょうか。そのこと、今日も妹とやりとりしていて思いました。
介護、本当に大変です。妹は、とくにあちらとこちらとダブル介護ですから、本当に頭の下がる思いです。でも、決定的に違うのは、義母様は、妹のことを近隣の方々に
「遠くから、いつも来てくれる優しい嫁です」
と、紹介してくださり、
父は、
「娘は、時々くる」
としか言わず、あたかも自分一人で頑張っているかのような言い方しかできない。
これね、介護する側にとっては、大きな違いですよ。時々どころか、連日、妹は往復4時間かけて通っています。悲しくなります。

この施設ねえ、私、入れる年齢なんですわ。 でも、一時金も高ければ、月々の金額もメチャ高いです。1年とか、期限が決まっていればいいけれど、こればっかりは何年間お世話になるかわかりませんものね。
私のもらえる年金程度じゃ、どっこにも入居できません。
yu_mama
2017/12/18 22:49
ダブル介護をしていた従妹がいましたが、これは同居してのことでした。
距離があるといえ片道二時間はきついですね。
病院の手落ちは、特に時間外の診療の場合は仕方ないのかなとあきらめてしまう私です。
従妹も同じようなことをいっていました。「脳梗塞で入院した時に肺は見なかったのだろうか(後から肺気腫がわかったのです。)」
病院の手落ちは仕方ないのかなと思ってしまいます。特に時間外だと専門外だったりすることもありますものね。
pack
2018/04/06 07:55
packさま
同居してのダブル介護というのも、なかなか大変でしょうね。息抜きの場がないのですものね。
2時間と言う距離は体力を奪うと思いますが、妹は好きな曲をスマホで聴きながらの道中でリフレッシュしているような・・・気分転換の場があるのは、同居よりはマシかな〜って、何もしない私が申すのもなんですけどね。

病院の落ち度ではないのかもしれませんね。ただ、ここは大きな病院ではなく、整形外科専門のクリニックだったので、専門外のことではあるまいし、高齢者の転倒となれば全身に目配りするものではないかな〜なんて思います。ただ、そのとき、医者が腰を叩いて、父は痛くなかったらしいので、なんとも言えませんけどね。
yu_mama
2018/04/06 11:41

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