「父と娘」シリーズ続編

期せずしてシリーズ化してしまった感があるが、父5秒 娘往復4時間を投稿しようとしているリアルタイムで、妹からの連絡が入り、やりとりしながら内容を付け足してアップしたのが前記事だった。

 実のところ、朝の6時半から電話をかけてきて、
「転んで耳を切った。血が流れている」
と、父からの報告を受けた時、妹はバタバタと用意をしながらも、どうせまた大袈裟なんだろうな~と思っていたらしい。
なんてったって、ふらついてキツくてかなわん!という電話で走っていけば、たったの5秒のふらつきだけだったという前科があるものだから、たいしたことはないのだろうなーと思っていたらしい。

 朝の通勤時間帯に電車に乗り込み、2時間かけて実家に駆けつけてくれた妹が目にしたものは!!!

 「耳たぶまでざっくり切れていた」

 まさに流血事件だったらしい。これほどの重症だとも思わずにいたので、ショックは大きかったに違いない。

 父は2013年の年末に、回転椅子に立ち上がって落ちて右上腕部を骨折した時に、家の近所の整形外科医を「怒鳴った」過去があるので、妹は電車移動中に別の医者を検索していた。

 隣の市になるが、実家からはタクシーを使えば3分ほどで行ける場所だ。整形外科と内科をひとりの医者がやっているという町医者らしいが、評判は良さそうだということで、連絡をして連れて行った。

 すぐに麻酔をかけ手術になった。

 なんと!

 「軟骨まで達する深い傷で、15針縫い、全治3週間」
という診断だった。

 
 妹は、昨日は予定が入っていたそうだが、それを変更して飛んで行ってくれた。
どうせ、大袈裟なだけだろうと軽く見ていたが、思いもよらぬおおごとに驚き、今後の対策として、社協に連絡し相談したようだ。

 父にはタクシー利用で消毒にひとりで通ってもらうことにし、夜は社協からお弁当を運んでもらう手はずを整えてくれた。

 妹は ずれ込んだ予定をこなすために、早々に実家を出たそうだが、後になってメッセージをくれた。

 「実は、月曜日の病院に行った後、お昼を食べている時に、じーじから施設の話が出たのよ」
という。

 同業者の方がお入りになっていた施設を訪問した時に、良いな~と思った所があったらしく、その時には値段を聞いて、あまりの高額なことに驚き、そのまま立ち消えになっていた話を蒸し返してきたらしい。

 「あいつは夫婦で入っていたから高額だったけど、一人部屋だと安いのではないか」
と、言われ、妹が調べたという。

 私たちからしたら、それでも高額なのだが、父には「安い」と感じたらしい。

 「そろそろ、そういうことを考えないとならんかな~」
と、自分から言い出したというので、ふらつきがあり救急車で運ばれたり、娘や孫夫婦に飛んできてもらったり、、、で、少し気が弱くなったのかもしれない。

 で!?

 転んで耳を切った昨日、その話は出たのか??

 転んだ時の状況を、父は何が起こったかよくわからなかったらしい。スリッパが滑って転んだと言っていたが、我々の想像するに、トイレに立とうとしてふらついて転んだのではないかと思う。

 どこに耳をぶつければ軟骨まで達する傷になるのかわからないが、今回はたまたま耳だけで済んだが、頭を打つことだって容易に想像できる。

 このところ病院にお世話になることが続いている現実を考えれば、悠長なことを言っている場合ではないように思う。これは、一人暮らしだろうが、大家族で暮らしていようが、施設にいようが同じことで、ふらついて倒れるときは倒れる。だが、その時に、ひとりなのと周囲に人がいるのとでは大きな違いになる。

 昨日は、妹が次の予定をこなすために、話す時間もなく実家を出たので立ち消えになった感はあるけれど、具体的に話を進めていくべき時期なのかもしれないと思っている。

 もうひとつ、私が思うのは、、、
たぶん、私だったら電話がかかってきた時点で
 
 「救急車呼ぼう」
と、提案していたと思う。 

 2013年の右上腕部を骨折した時、
父から
「転んで腕が痛くてたまらない。寝巻きに着替えられないから、着替えに来て欲しい」
と、電話があった時点で、私は救急車要請をしようか?と提案している。父は、まだ骨折しているとは思っていないものだから、即座に否定した。
「着替えを手伝ってくれればいい!」
と、気色ばんだ。(そこには、「お前は来たくないんだな!」という声なき声が含まれていた)
夜なら20分ほどで行けるので、あの時は、私は車を走らせて実家に行った。

妹の家からは2時間だ。怪我の状況は知る由もないが、救急車を呼ぶという選択肢があったのではないかと思う。

 そういうところ、妹は心優しいので

 「すぐ行く」
と、2時間かけて駆けつけてあげちゃうんだな~。もっとも、どうせまた大袈裟に言ってるんだろうと思い込んでいるから、救急車という発想には結びつかなかったのだろう。

冷たい私だったら、救急車で行きなさい!と、言うだろうな~。 
子供時代から私に厳しかった父に対し、ここぞ!とばかり冷たい仕打ちで仕返しをしようという悪根性丸出しで。

まあ、救急車を要請したところで、追っかけ行かねばならないことは変わりないけれど・・。



 それはともかくも、長女である私が何もできず、妹や娘たちに負担をかけていることは申し訳ないと思っている。
 (こういうところ、厳しく長女教育をされてきた私は、父に関して全責任を感じているところがあるのが、自分でも悲しいわ!)

  私は、12月3日に中国でのイベント(主催)を控えていて、今は帰国できない。
その後は、ビザ更新のためにパスポートを預けてしまうから国外に出られない期間が2、3週間は続く。

 こういう時、実に不自由さを感じるのだが、仕方ない。現場にいる人たちにお任せするしかない。


 それにしても・・・

 15針縫う全治3週間の怪我って、話題のお相撲さんより重症なんじゃないの!?

 と、妹に伝えたら

 「本人も自分で言ってたわよ。あいつより俺の方が酷い怪我だって。

  耳をガーゼでガードしているからメガネがかけられないって文句も言ってるわよ」

 

 
 このシリーズ、まだまだ続く予感・・・。

この記事へのコメント

2017年11月23日 17:25
シリーズすべて読ませていただきました。いやあ、大変ですね
そう、かのお相撲さんは10針縫った、って言ってましたよ。それより重症です。

私が 少し前に めまいで何度か医者通いをしていたとき、そこの先生も 「転倒が いちばん怖いからね。それだけは気をつけて」 っていわれました。どこを打つかわかりませんもんね。
それにしても、裂傷だったのですね。しかもそんな大変な傷・・
お大事になさって下さいね。
yu_mama
2017年11月24日 23:28
キーブーさま
まさかシリーズになるとは思いませんでしたが、こうも次々と起こりますと、そこは92歳だし、そろそろ一人暮らしの限界かな、と考えてしまいます。

本当に打ち所が悪ければ!って思うと、怖いです。

室内での事故が一番多いというのは知っていましたが、父も大きな怪我はいずれも室内でした。バリアフリーにリフォームしてある家です。リビングに電動ベッドを入れて生活していて、ドアの前はトイレです。オープン型のキッチンとダイニングテーブルがあり、ベッドもあるというワンルーム様式で生活していて、洗面所とバスルームは回遊式でキッチンからも廊下のトイレ側からも利用できる造りですが、めまいはどこで起こるかわかりませんし、何にぶつかるかわかりませんものね。
転倒する時というのは、自分がどういうことになっているかわかりませんから、受け身も取れませんものね。
妹は、まさかこんな重症だとは思っていなかったので、傷を見て仰天したようです。ガーゼとタオルで耳を抑えてベッドに横たわっていたらしいですが、その状態で2時間以上ですからね。出血多量で死ななくてよかったです。

ありがとうございます。頭も腰のあたりも、一応大丈夫だったので、不幸中の幸いと申しましょうか、耳の傷縫合だけで済んで良かったです。
2017年11月27日 09:04
おとうさん がんばってるなー
yu_mama
2017年11月27日 10:13
seizi05さま
本当に、よく頑張っていると思います。おかげさまで、傷のその後の調子はよろしいようで、2週間ほどで抜糸だそうです。
seiziオジさん、つい最近までお仕事の現役でしたが、父は、オジさんよりも10歳以上の年齢まで現役で仕事していました。今でも名前だけ残っているので、週1くらいで若い人たちに会いに出ているようですよ。
オジさんも私も頑張らなきゃ~~

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  • 父は元気です。

    Excerpt: その後、「父の怪我」が、どうなったか?と、ご心配くださっている方もいらっしゃいますので、ご報告させていただきますと、、、 Weblog: アンダンテに・・・ racked: 2017-12-01 23:01