モヤモヤっと。

 
 Merry Christmas!



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 (24日の長野県和田峠)




 父の骨折から1週間。私の生活は激変した。ほぼ毎日、朝と夜の2往復、実家に通っている。


 毎朝、自分の朝食を食べずに、家のこともそこそこに実家に行く。着替えさせ、朝食を作り、ご仏壇のお茶とお供えを取り替え、父の食後の食器を片付けて自宅に戻る。今週から月曜と金曜の朝には、ヘルパーさんが来てくれて着替えをしてくれることになり、私は少しだけ ほっとできる。ありがたいことだ。


 夜は、8時半頃に家を出て実家に向かう。車の中は冷蔵庫のように寒く、震えで歯がカチカチなる。頭が痛くなる。

 23日は、初めてヘルパーさんが朝の着替えをしてくれた。私に何も連絡がないということは、順調だったのだろうと安堵していた。

 夜は、いつもにも増して寒かった。スケートのオリンピック代表が決まる日だったのでテレビで観ていたが、途中で我慢して車に乗り込んだ。

 寒さとスケートと・・・色々な思いを抱えながらも、行かねばならない。

 そんな気持ちを隠して、いつものように実家のリビングドアを開けると

 いきなり


 「あんなところに洗濯物を干すから、カーテンも閉められん。
文字にすればそれだけのことなのだが、大きな声で怒りモード満載の言われ方は、飛び上がるほど怖くて心臓がバクバクする。たぶん、その瞬間の私の顔は凍りつき血の気が引いていたと思う。

 なんの挨拶もなく、私の顔を見るや否や いきなりだ。 「あんな」の「あ」にものすごいアクセントをつけて、「閉められん」の「られん」のあたりには、巻き舌に近い迫力が加わる。そして顔が恐い。目が鋭い。

 朝の着替えに来てくれたヘルパーさんには、朝食準備と洗濯物干しを頼んであった。外に干すと父が取れないので、室内に干すように言ってあった。カーテンポールから大きなS字フックを下げてあり、そこにハンガーで干して欲しいと頼んであった。

 ところが、カーテンポールにいきなりハンガーを吊るしてくれたようだ。父には、それが取れないため、カーテンが閉められなかったのが「怒りの原因」だ。

 カーテンを閉めなくとも、庭に面した部屋なので外から見られるわけでもない。レースのカーテンだけでも十分なのだが、キッチリした性格の父は、夕方になったら厚手のカーテンをせねばならないのだ。自分で決めたルールが乱されれば、怒りになってしまう。

 それを誰にも言えないものだから、私に当たる。夕方に怒りが爆発してから、すでに4時間、5時間は経過しているだろうに、その怒りの充実度が下がらないのだから驚き呆れる。

 その怒りの矛先が私に向いていることは明白だ。つまり、娘が親の面倒をみるのは当たり前なのに、アイツは自分がサボりたいがためにヘルパーなんかを頼みやがった! ということになる。すべて私が悪いということになる。

 寒さに耐え、スケートを諦め、万難排して実家に行った私は、いきなり 鬼のような形相の父から大きな声で怒られて気分がいいはずがない。

 黙ってハンガーを取り、カーテンを閉める。

 何事もなかったかのように、黙ったまま着替えを手順良く進める。話す気力もない。それでも外反母趾対策の儀式を粛々と進める。最後にナイトキャップをかぶらせて作業は終了する。

 「明日は燃えるゴミの日だから、袋に入れて外に出してくれ。明日は8時半までに来てくれ」
というと、ベッドに入った。テレビをベッドから観やすいような位置に回転させ、リモコンを手元に置いて寝る。

 私は言われたことをやってから、リビングのエアコンを消してキッチン側のエアコンをつけた。電気を消そうとしたら、

 「ぐおーぐおー」
と、すでに鼾をかいている父。

 
 もう寝たのか!?

 怒りモードで相当疲れたとみえる。


 父は怒るだけ怒って、私に当たって、あとは寝るだけ。スッキリしたのだろう。

 が、私は尾を引く。ずーっとモヤモヤが消えない。 

 私って・・・ 子供のころから、ずーっとこんな感じ。

 人に当たってスッキリする人がうらやまスイ~ 

 

この記事へのコメント

パック
2013年12月25日 06:55
わかるわ~😓
骨身に染みます。
私の場合、もう他界してしまいましたが…
ご苦労様です。
yu_mama
2013年12月25日 13:28
パックさま
パックさんは、ご同居されていたのですものね。大変でしたね。
そりゃー書けないことが、い~っぱいあったことと思います。そういうことをやりきって、看取られたのですから、ホントお疲れさまでした。
「わかるわ~」と言って頂けるだけで、救われます。ありがと。
2013年12月25日 16:50
妹とyu_mamaさんがカブッってます。父は、その八つ当たりの先が母なんです。すべて、母や妹がやって当たり前と思ってて。父自身も不自由になり、母もできる状態じゃないし、妹だってつきっきりでなんてできないって事、わかってくれるまで長かった~。っていうか、老人ホームに入ったのも母のためで、自分はまだ家に帰ってやれると思ってるかも。妹も、父の世話をして帰ってくるとぐったりしてます。私は、妹が居れば手伝えるけど、一人で父の世話はできないです。
yu_mama
2013年12月26日 13:30
selfishさま
父は、娘二人しか居ないこと、妹は遠くて頼れないことなどわかっていますので、将来は施設に入る!!って、確かに言っていたんですよ。数年前までは。でも、その将来っていうのが「今でしょ!」と思うんだけど、まだもっと先の将来があると思っているらしく、今は時期じゃないみたいです。こうやって私を呼びつけ、自分の都合の良いように私を使い、なーんだやってくれるじゃないか!と味をしめて、抜き差しならぬところまで私を追い込んで既成事実を重ねる手法だと思います。
毎日の介護は、身体もしんどいのですが、精神的なものがもっとしんどいです。朝晩、必ず時間までに行かねばならない!まったく休むことができないという状況に、私の精神は追い込まれています。
妹さんが、時にはお姉さんといっしょに京都旅行などができるのは、長期に渡る介護の骨休めとして、とても良かったと思いますよ。Selfishさんにとっても、、、ね。
2013年12月28日 22:16
ホントにご苦労様でした。よく判ります。
yu_mama
2013年12月28日 23:06
有縁千里さま
ありがとうございます。まったく疲れます。

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