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<<   作成日時 : 2017/10/13 12:50   >>

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深センの狭いアパートに無理矢理押し込んだピアノは、まだ調律はされていないから狂いまくっている。横倒しにして、なおかつ玄関ドアにぶつかりそうになりながらも強引にねじ込んだのだから、必要以上にピアノのコンディションを悪化させ、そりゃー狂うのも仕方ないというものだ。

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 それでも、ピアノが入った以上は、早く弾きたい。

 こちらのお国では、ピアノが安定するまで3週間ほどは調律をしないのだそうな。こんなこと日本では聞いたことがないので、お国の事情なのだろうと思う。湿度の高低差が激しく、日本以上に湿気が多かったり、日本以上に乾燥する季節もあることから、ピアノを含め楽器には劣悪な環境と言える。お店での温度管理、湿度管理と、我が家とでは条件が違うので、ピアノが呼吸して我が家の空気に馴染んだところで調律をするということらしい。

 それでも、やっぱりピアノを早く弾きたい。



 で、弾いてみた。

 音の狂いには目をつぶり(耳をつぶり??うん? 耳を閉じ??いや、閉じたら聞こえないし・・・)弾いた感触は、すこぶる良好だ。これだ!本物のピアノのタッチ。鍵盤という木を自分で叩き、フェルトがピアノ線を弾(はじ)いているという感覚。これよ!これ!! 電子楽器のように触れば音が出るという仕組みとは根本的に違うから、自分で楽器を弾いているんだ、という実感に包まれ幸せを感じる。

 しかも、私が思っていた以上に音がよろしい。U5って、やっぱりすごい楽器だと思う。

 我が家に遊びに来た子たちにも、ピアノを自慢しておいた。
この際だから、子供達にはピアノの構造がわかるように見せてあげる。小学生の子たちは目をキラキラさせて、実際に自分で羊毛フェルトの部分を触って興奮していた。鍵盤を叩かせ、そのフェルトがピアノ線を弾(はじ)く様子を体験させた。

 鍵盤が木でできていることだけでも、驚き、
「そうだったんだー」
という反応。
その鍵盤が見えている分だけではなく、もっと長い木であることを知って、
「ホントだ!!!」
と、驚く反応。
鍵盤を下げると反対側はシーソーのように上にあがり、そこに連動している縦の木が跳ね上がり、フェルトをピアノ線側に押し出している仕組みを見せながら説明すると、
「えーー!?すご〜い!!」
と、予想以上の反応をしてくれる。

 私はニタニタしてくる。

 子供は、こういうことを知るのが大好きだ。電子楽器との決定的な違い、構造の違いについて知った子供たちは、

 「本物のピアノ欲しいな〜」
と言い出す。

 
 ふふふ

 いやいや、私、回し者じゃないけどね。。。でも、子供の好奇心を満たし、本物の楽器の素晴らしさを少しでも理解できたことは嬉しく思う。


 このピアノの調律は、今月末くらいになると思うが、私はガシガシ弾き始めている。弾けば弾くほどに音は少しずつ整ってくる。今まで、楽器屋さんの中でどれほど弾かれていたかわからないが、ピアノというものは弾いているうちに生き返ってくる。この楽器、たぶんあまり弾かれてこなかったと思う。音程の狂いはあるものの、音色は低音から高音まで比較的統一が取れている。中央のよく弾くあたりが、薄っぺらな音になっていないところをみると、あまり弾かれないまま保管されていたに違いないと思う。

 やはり、この楽器にして良かったと思う。今までのソウルや香港で使っていた(その都度、購入していた)楽器に比べて、比較にならないほどに優秀な逸品だ。(っていうか、今までのがひどすぎた)

 電子楽器を弾いたことがある方にはわかっていただけると思うが、あれは音は狂わないし、ボリューム調整ができるから深夜でも練習できるし、録音機能を使ってなんでも楽しめる。例えば、連弾曲を録音しておいて、自分一人で2人分を演奏するなんていうこともできて楽しい。音は、本物のピアノに負けないくらいに良い音色に作られている。だから、それはそれでとても重宝で優秀な楽器だと思う。

 だが、当然のことながら構造が決定的に違う。微妙な指の力加減で音を変えることが難しい。タッチの仕方を指の思わぬところで調整しないと弾けない楽器なので、私は1時間も弾けば疲れてしまう。子供には、さほどの問題もないと思うけれども、大人の私には難しい。電子楽器で速いパッセージを美しく弾くには、普通のピアノでは使わない神経と緊張と指遣いをしなければならない。指が痛くなる。

 今は、まだ調律されていないピアノながら、このピアノの前に座ると何時間でも弾いていたい気持ちになる。集合住宅ゆえ上下のお宅へのご迷惑を考え、時間を選んではいるが、ピアノを弾くことが楽しくて楽しくてたまらない。

 電子楽器でも楽しく弾いていたのだが、やはり知らず知らずのうちに気持ちの面でも指先にもストレスを感じていたのだということを、あらためて気付かされる。


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 今は、できもしないバッハ「平均律」に挑戦中。運指が面倒で、何度も指を変えては弾きやすい方法を模索している。

 何度練習しても、弾けるようにならないのだけど、練習そのものが楽しくてたまらない。

 ついでのことながら、今回帰国した時に楽譜を集めてきた。
ピアニストの友達から、バッハならベーレンライターと言われ、30年前のシーマーズと比較するためにも、ヘンレ版、市田編集全音版を揃えた。(すべて同じ「平均律」第1集)

 バッハの時代の楽譜は、運指もディナーミクも書かれていないので、確かにベーレンが忠実に再現しているのだろうと思うが、シフの運指が出ているヘンレ、市田の運指の全音とも比較しながら、自分の運指を決めたいと思って並べた。

 こうしてみてびっくり。ピアニストさんに

 「シーマーズを使う意味がわからない」
と、言われた通り、他の版とは音の違うところがあった。
これは信用ならん!と、30年ぶりに知った次第だ。
(30年前に香港の先生からいただいた楽譜なんでした、、、ごめんなさい)

 
画像
これらを比較検討するのも、とっても楽しくて時間を忘れてしまう。



 ああ、ますます引きこもりよね。

 ついでに、合唱団でもバッハに取り組んでいるので、帰国中に受け取ったカンタータの楽譜を眺めながら、練習音源をパソコンで流して、ピーチクパーチクとやっている。

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 バッハ三昧の毎日 

 私の苦手分野の バッハだけど、今は、とっても幸せ。

 バッハにお礼を言いたい


 私の万歩計、また「1日で8歩!」なんてことになるかも・・・かも・・・。

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
音楽は苦手ですが、ピアノの前で楽しんでいるyu_mamaさんが見えるようです。調律前でも楽しめるのですから、よほど音楽好きなのですね
でも万歩計が一けたではいけませんよ、健康が第一ですから(^^;;
サヤ侍
2017/10/13 14:20
時間が過ぎるのも忘れるほど練習が楽しい。。。。なんて素敵なことでしょう。
それは偶然ではなく、yu_mamaさまの音楽に対する真摯な姿勢ゆえに生まれるものだと思います。

写真を拝見しながら、我が家にある45年も弾かれることなく置かれたピアノを処分したいと思うようになりました。かわいそうですもの。
話は変わりますが、私の長男が今週、会社の出張で『東莞』に行っているそうです。何かとワカラナイ国ですから心配したのですが、検索すれば、そちらに幾分近いようなので、チョッピリ安堵しました。
カラス
2017/10/13 15:41
サヤ侍さま
今までの電子楽器ももちろん置いてあるのですが、このピアノが届いていて以来、一度も弾いていません。電源コードすら抜いちゃっています。(笑)
やはり、本物のピアノで弾くということは、本当にピアノを弾いているという感覚が蘇って楽しいです。
音の狂いは、例えば、合唱団で使っているような練習室では、かなり狂ったまま放置されていましてね。ピアノって、自分の楽器を持って移動するわけではないので、狂っていようがなんだろうが、その場所の楽器を弾かねばならないのです。そういう意味では、多少の音の狂いには慣れているかも。。。驚かないかも。。というべきか。
万歩計ね〜。昨日は、123歩。3桁には行きました。って、ダメか。(笑)
yu_mama
2017/10/14 17:07
カラスさま
練習に夢中になっていると、後で「頸が痛い!!」ってことになります。頸椎椎間板ヘルニア一歩手前である私には、本当はピアノもパソコンも長時間はダメなんですよね〜。
ついついその時には忘れています。

45年前のピアノ、どなたかが弾いてくださると良いですね。間違っても、テレビCMをしているようなところには売らないでくださいね。あれは、ピアノを分解して部品を海外に売り飛ばすのです。そんなこと、絶対にダメです。日本人の作ったピアノは、その形のままで後世に譲っていくのがよろしいかと思うのです。

息子さん、東莞(トンガン)にいらしているのですか〜!!!近いですよ。深センのお隣。広州へ行く途中にあります。新幹線利用だとホントすぐです。暑いけど、湿度が下がって来ているので良い季節かもしれません。
(覚えてますか?ビーフン工場で大量のビーフンを床に落として、その上で寝転んだり、ビーフンを投げて遊んだりっていうニュースが、何年か前に(私が中国に来てすぐくらいに)ありましたが、その工場があるのが東莞です。)
yu_mama
2017/10/14 17:15
私も数年前、「大人のやりなおしピアノレッスン」に通ってた頃、我が家の電子ピアノ(キーボード)と違い、教室の本物のピアノの鍵盤は、指に吸いつくような感触と不思議な指の響きに驚いたものです。
結局練習が嫌で、1年間でやめましたが、弾くのが楽しいといわれるyu-mamaさんが羨ましいです。
弾くのが嫌いではないんですがね〜
yu-mamaさんのレベル、凄いですね〜
たぁくんママ
2017/10/15 09:47
たぁくんママさま
キーボードとピアノでは、テンションが違って来ますね。
ママさんには、ピアノレッスンは向かなかっただけで、人にはそれぞれ趣味がありますものね。私には、ママさんのような手芸の能力ないですし、少しやってみたものの長続きしませんでしたから、一緒です。

もうね、バッハは手強いです。まったく歯が立たないのに、練習続けています。(笑)バッハって、飽きないです。(今のところ) とにかく複雑な指使いで、こんがらかっていますよ。
yu_mama
2017/10/15 21:28

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